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ひとりと3匹?の気ままな日常。 日々思う事を綴ります。
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きょーしろぉちゃんをいろいろと検索してたらさ、こんなん記事にブチあたりました。
なぁんだ、まだ日本でも観れるのね♪ とちょっと胸を撫で下ろす私。
いやぁだってこのミュージカルさ、バカがつくほど好きなんよ。
この開演当初ってまだ小学生だった私は親に「どーしても連れていけ!」と散々ダダをこねてはご飯を食べなかったりしたんだったのよネ。
自分で稼いだお金で初めて観たときの感動ったらもぅ、言葉にはなりませんでした^^


超ロングランミュージカル『キャッツ』ついに千秋楽
(中村 義裕=演劇評論家)


 昨年(2007年)11月11日に日本初演25周年を迎えた劇団四季のミュージカル『キャッツ』は、5月3日に一旦幕を降ろす。その後は本年11月に横浜で、装いも新たに再度幕を開けることとなった。公演期間・回数、観客動員数・チケットの売上など様々な面で記録づくめのこの芝居は、日本の演劇シーンを変えた一つの記念碑であることは論を俟たない。
 1981年にロンドンで幕を開けた『キャッツ』の日本での初演は1983年。以来、東京を振り出しに大阪・名古屋・福岡・札幌など14の公演地で7000回を超える上演を重ねている。国内のミュージカル作品ではもちろん一位の上演回数である。改めてこの大ヒットミュージカルの成り立ちと功績、そしてどうしてここまで日本人に深く愛され続けたのかを考察してみたい。


日本の輸入ミュージカルの歴史は45年 日本に海外のミュージカルが入って来たのは『マイ・フェア・レディ』が最初である(1963年9月、帝国劇場)。以来45年を経て、今や日本の演劇界はミュージカルなくしては夜も日も明けないとまで言えるほどの活況を呈している。

 日本では「ミュージカルの本場と言えばブロードウェイ」という時代が長かったが、1980年代になると英国のミュージカルの上演が増えてくる。『キャッツ』はその嚆矢とも言える作品で、以降も『レ・ミゼラブル』や『オペラ座の怪人』などの人気作品が続々登場し、さらにはウィーンからも『モーツァルト』や『エリザベート』などのミュージカル作品が日本の舞台に上がった。

 こうした人気作・話題作の上陸にもかかわらず、『キャッツ』は一つの社会的現象とも言うべきブームを巻き起こした。売り出すチケットは即日完売が続き、多くの人が繰り返し足を運んだ。
『キャッツ』初演当時の最も大きな功績の一つは、今まで芝居に興味のなかった人々の足を劇場へ運ばせ、ミュージカル、あるいは演劇の観客の裾野を広げたことだろう。初演から25年を経た今、この事実はきちんと評価しておく必要がある。こうして獲得した演劇人口はその後も他の作品に結び付き、現在の『ライオンキング』や『ウィキッド』に至っている。これは劇団の代表である浅利慶太が、かつての「興行師」だけではなく、「ビジネスマン」としてのバランス感覚を身に付けているからこそ実現したことだろう。

 日本における海外ミュージカル45年の歴史の中で、半分以上の期間にわたって『キャッツ』が上演されているというのは瞠目に値することだ。初演以来、上演がなかった年は1994年ただ一年だけである。そしてこの長きにわたる上演は、日本の演劇興行システムに大きな一石を投じた。詳細は後述するが、これもまた『キャッツ』の功績のひとつといえる。

『キャッツ』は、家族揃って芝居を楽しむ土壌を日本に作った 日本では、江戸時代の歌舞伎は別にして、ロングランの形態が見えたのは1959年10月に東京・芸術座(現・シアタークリエ)で三益愛子が演じた『がめつい奴』が最初だろう。好評を受けて翌年7月までの10カ月のロングラン公演となった。

 だが、これはやはり「例外」なのである。日本の興行形態は、良くも悪くもかなり先まで劇場のスケジュールが決まっている。だから現在上演中の芝居の評判がいくら良くてもそのまま続演することは難しい。

『がめつい奴』の作者は、ラジオドラマ『君の名は』でも有名な菊田一夫である。彼は東宝の重役でもあり、かつまた日本に『マイ・フェア・レディ』をもたらした名プロデューサーでもあった。そんな菊田はロングラン・システムを日本に持ち込みたかったと言われている。しかし、そのためには専用の劇場でも建設しなければ不可能だ。
 それを実行に移したのが『キャッツ』だ。作品専用の劇場を建設してロングラン・システムを確立するという、「非常識」で大胆な発想は、誰にでも持てるものではない。その裏側にはビジネスマンの緻密な計算と、プロデューサーとしての嗅覚が備わっていなくてはなるまい。前述の「日本の演劇興行システムに大きな一石を投じた」とはこの点である。ともあれ、ある意味では賭けとも言えるこの試みは、確かに観客の心を捉えた。

 もちろん作品そのものも多くの人々に受け入れられた。『メモリー』に代表される美しい楽曲の数々や、入念に練られたストーリー、擬人化された個性豊かな猫たち…。そんな猫たちの生き様は、人間社会にも共通するものがあったことも大きなヒットの要因である。都会のごみ捨て場に集まった猫たちによる一夜のはかなくも楽しい夜会は、ファンタジックで都会的な幻想風景だ。

 だからこそ何度観ても楽しいし、観客それぞれが回を重ねるごとに新しい発見をする。それが次の観劇につながる。この循環が子供も大人も楽しめるファミリー・ミュージカルとして定着したのである。「芝居は女子供が観るもの」とは過去の日本人の意識で、家族揃って芝居を楽しむ土壌が、やっと日本にできた。そのきっかけの一つがこの『キャッツ』だったのだ、とも言える。

 また『キャッツ』を自分の通過点として、世に出た役者も多い。そうしてカンパニーのメンバーが新陳代謝をしていくことが、役者と観客を同時に育てていくことにもつながったのである。

我々には冷えた心を暖めてくれる芝居が必要だ 個人的な話になるが、『キャッツ』初演の折に東京・西新宿の高層ビル群の中に、忽然と黒い大きなテントが現われたのは何とも衝撃的であった。それまで私が観て来た「テント芝居」とは違い、内部は至って普通の劇場であり、相当のお金がかかっている。テント劇場の体裁を取りながら、「いつでもどこへでも移動可能な劇場」というテントの本質を否定している面白さがそこにはあった。時代はまさに日本がバブル経済へ突入しようとしている辺りで、「これからの日本の演劇シーンが変わるのではないか」という期待をも持たせた。
初演から25年を経て、『キャッツ』は一旦その幕を降ろす。しかし、浅利慶太自身は将来的な再開に含みを持たせた発言をしており、二度と公演はしないと決まったわけではない。1983年の日本初演から2000年代にかけての『キャッツ』が果たすべき役割が終わった、ということに過ぎないのだ。

 …と、ここまで稿を起こしたら、今年の11月から開港150年のイベントで賑わう横浜で再び幕を開ける、というニュースが飛び込んできた。やはり専用の劇場を建設し、ロングラン公演に臨むのだ、という話だ。当然、千秋楽などまだ決まってはいない。「キャッツ」は、まるで不死鳥のような芝居である。もっとも、それだけ熱い観客の要望がある、ということなのだろう。

 歌舞伎にしてもシェイクスピアにしても、「古典」と呼ばれる作品は400年という長い時間の中で数えきれないほどに繰り返し上演されている。それと同様、あの猫たちもまたいつか装いも新たに我々の前に姿を見せてくれるはずだ。100年後にこの芝居がどういう役割を持って上演されているのか、またどういう姿でいるべきなのかを考えるのが、これからの劇団四季の役目であろう。むろん、我々は100年後の芝居を観ることはかなわないとしても。

 今、どこへ行っても極度に冷え込んだ経済の話題ばかりだ。そういう時代の中では、芝居などは真っ先に切り捨てられるものと考えがちだが、そうではない。第二次世界大戦のさなかでも、芝居は公演されていた。人々の心が萎縮している今こそ、冷えた心を温め、明日への希望と共に家族が舞台の想い出を語りながら楽しく眠りにつけるような芝居が必要なのだ。

『キャッツ』の夜会はまだ終わってはいない。

中村 義裕(なかむら・よしひろ) 演劇評論家。1962年生まれ。7歳の時に初めて舞台に触れて以来、歌舞伎・ミュージカルから小劇場まで、観劇数は5000本を超える。主な著書に『観客席の片隅で』(2005年、出版文化研究会)『役者ものがたり』(2009年秋刊行予定)など。個人サイト 「劇批評」にて劇評やエッセイを執筆中。芝居に関する講演・論評を多数行なっている。

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